経営コンサルタントは専門家である。専門家であるから、経営に関する知識はもちろん、その他様々な情報に精通しているものだ、と一般的にはイメージされているようだ。
結果的に、そういった風潮が、経営コンサルタントのプライドを引き上げているようだ。つまり、経営コンサルタントに知らないものは無いのだ。もっと言えば、「知らない」と言うことは許されない、それが経営コンサルタントの世界である。
良く考えれ見れば、クラインアントである依頼主からすれば、何でも知っている経営コンサルタントは先生だ。その先生に相談した時に、「知らない」と言われてしまえば、あたかも自分が突き放されたような気になるもの。その上、高い失望感にさいなまれることになる。
だから、経営コンサルタントは何でも知ったかぶりをする。特に、若手の経営コンサルタントにそういった傾向があるようだ。もちろん、善し悪しの問題ではない。