コンサルで成功している人は、いったい何が違うのか?
もちろん、コンサルタントというのは一種の人気商売であるから、それなりにカリスマ性、スター性が求められるのは事実である。
一方で、それだけではないというのも現実で、言い換えれば、カリスマ性やスター性というのはどのようにして磨かれていくのか?
誰でも最初からそのようなスキルと言うか、差別化要素を持っているとはいえない。
ならば、一生懸命に仕事をすることで、あるいは長い間キャリアを積むことで必ずカリスマ性が研ぎ澄まされるのか、と言われればそれはまた別の話である。
世の中には、カリスマ性やスター性がないコンサルの方が多いからである。これは、それらが差別化要因になっていることからもいえる。
ならば、世の中のコンサルタントが真面目に仕事をしないかと言わればそうではないし、多くのコンサルタントがすぐに仕事を辞めてしまってキャリアを積んでいないということでもない。
結局、カリスマ性やスター性というのは、ある意味で自分で作るものでもあるが、周りが作るということも実際にはあるといえる。
自分の能力だけではなく、人の応援。
それらの青い声は、自分自身を大きく成長させる要因である。
そう、自分の無意識に働きかけるかのように、応援や声援というのは大きな存在。
コンサルタントな自分の能力だけではなく、いろいろな人の協力、それをファンというのならば応援する人によってカリスマ性が増していく。
では、その前提にあるのは何か?
それは、コンサルタントの人間力であろう。
人間力とは、極めてあいまいでそして抽象的である。
何をもって人間力を定義するのかは難しい。しかし、少なくても周りの人が応援しよう、ファンになってしまうようなものが人間力。
その本質があるとすれば、それは「自分の中にある軸」だろうと思う。
自分の信念や想い、それらはそのコンサルタントを動かす軸である。その軸の優劣ではなく、巧さでもなく、強さ。
質的なことではなく、強さが周りを巻き込んでコンサルを大きく成長させていく。
だとすれば、いったいコンサルタントとして何をしたいのか、そういったビジョンや理念、そんなことを確認してみるというのもカリスマ性を増すための条件であるといえる。
上手くいっているコンサルタントは、そういったイメージコントロールというか、自分自身を精緻に分析することに長けているように感じる。