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コンサルタントの営業

情報発信力を高める

経営コンサルタントとして成功している人は、「情報発信」が上手い経営コンサルが多い。要するに、マーケティング能力に優れているということだ。

経営コンサルタントと言う職業は、サービス業である。つまり、学習塾の先生や、美容院の美容師、整体師、などと同じ部類に入る。もちろん、税理士、社会保険労務士、公認会計士などのいわゆる士業とも同じだ。

つまり、「使ってみないと分からない」人たちが経営コンサルタントなのである。この事実を前提に置いて、マーケティング、マーケティングの中でも販売促進活動をどのように行うのかがポイントになる。

もっと言えば、自己ブランディング(ブランド)をどうするのか、と言うことでもある。サービス業と言うのは、信頼性や能力を基準に、口コミにより拡がることが一般的だ。使ってみないと分からないものは、消費者(依頼者)は人の口に頼ろうとする。

だから、経営コンサルタントは自分自身を上手くアピールすることが重要だ。どんなに能力が高くても、それを知ってもらわない限りは、依頼が来ることはない。どんなに良いサービスを提供していても、どんなに安い報酬で引き受けるとしても、それを知らしめることが必要だ。誰も知らないコンサルタントは、存在していないのと同じなのである。

情報発信を行う最も効果的なものは、出版である。書店に自分の書いた本が並ぶと言うことは、高い信頼性を持つし、売れれば著者である経営コンサルタントの知名度は読者の中に刻み込まれる。

もちろん、書籍だけが情報発信の方法ではない。1つ1つのクライアントの依頼を丁寧にこなしていくことで、自然と口コミが誘発する仕組みを構築することも、経営の専門家である経営コンサルタントであれば自分で行いたいものだ。

最近は、ブログやホームページでただ同然で情報発信を行うことが可能になった。インターネットと言うインフラをどう使うのかは、経営コンサルタントの腕の見せ所だろう。ITを駆使して自分の認知度を広め、セミナーを自主開催すれば常に満員御礼と言う経営コンサルタントも存在している。その後は、参加者の中から一定数がクライアントに移行するという仕組みである。

当然、ITを使わずに成功している経営コンサルタントも多い。ITは上手く使わないと、むしろ足元をすくわれる結果になることもある。

そこらへんは、経営で最も重要である「戦略」をどうするかによって変わってくる。経営コンサルタントであれば、自分自身の「経営戦略」をどうするのか、それを自分で真剣に考える必要があるだろう。

いずれにしても、書籍だITだと言うのは、あくまで方法論の話であって、戦略ではない。戦術に目が行ってしまい、戦略が抜けている経営コンサルタントも実は多いのだ。これでは、クライアントに適切な支援ができるとはいえない。

自分の将来をどうしたいのか、すなわち「戦略」を明確にしてから、戦術たる手法に落とし込むことが重要だ。情報発信を上手く体系化して、かつ、継続的に行うことで成果を出している経営コンサルタントに共通しているのは、「戦略が明確で、かつ具体的である」ということだ。

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