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コンサルタントの世界

家庭崩壊・友人離縁に注意

経営コンサルタントは、やってみると分かるのであるが、本当に業務は過酷の一言に尽きる。かなり忙しいのである。

このご時世、忙しいのは大変ありがたいことだが、多くの経営コンサルタントはハードなスケジュールをこなしていると言える。経営コンサルティング、講演、研修、執筆など、経営コンサルタントが携わる業務は多岐にわたるが、いずれも基本は「肉体労働」であり、体力を消耗する。

まさに身体が資本であり、タフでなければ務まらない。

そうは言っても、まだ独り身であればそれほど大きな心配はない。友達が減るぐらいだ。とても友人と会っている時間などはなく、友達が減ることは必至。これはこれで仕方がないと割り切って、将来のためにガムシャラに働くのも一つだ。その経験が無駄になることはないし、いずれ大きな花を咲かすことになる。

特に、若いうちは体力・気力・精神力共に充実しているため、ある程度の無理も大丈夫だ。経営コンサルタントは、年齢に応じてその時しか経験することができないということも少なくない。その意味で、若いうちはチャンスがあれば何でもやっておくのが良いだろう。

しかし、家族がいるとなるとそう簡単にはいかない。過酷な状況にあって、家族サービスの時間はほとんど取ることができず、結果的に家庭崩壊を招く経営コンサルタントが多いようだ。もちろん、経営コンサルタントだから特別に家庭崩壊が多いということではないが、そういった傾向にある。

家族のためにがんばっているのに、結果的に家族から批判を浴び、上手く行かなくなる。理不尽な話であるが、これが現実なのである。

理解のある家族であればそうは問題にならないし、冷めた家族もあるだろう。いずれにしても、忙しい時期が続くのであれば、家族の協力体制は不可欠と言える。

我々としても、たまには家族サービスを行ったりすることも必要だろう。毎日が仕事では、自分自身のバランスも崩れてしまうのは目に見えている。

当然、家庭崩壊の危機などなく上手くやっている経営コンサルタントも存在している。そういった経営コンサルタントは、バランスを自分で上手く取っているようだ。身体も労わりながら、スケジュールを微妙に調整する能力、すなわち、自己管理力も実は経営コンサルタントに重要なスキルなのだ。

他人や他の会社を管理するのは得意な経営コンサルタントは多いが、自分の管理になると下手な人が多い。家族崩壊の危機に瀕した時には、秘書を雇うのが良いだろう。家庭崩壊が起きるときは、あなたは売れっ子の経営コンサルタントになっているはずである。秘書の1人ぐらい雇う余裕はあるだろう。

自分を管理できないのであれば、人に管理してもらう。できないことを無理して行うよりも、お金を出してでも守れるものがあるならば、それに惜しみなく投資するというスタンスが経営コンサルタントには必要だ。

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