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コンサルタントの営業

断れば断るほど仕事が増える

多くの経営コンサルタントを見ていると、なんだかんだ言って繁閑の差が激しいようだ。経営コンサルタントの業務は、忙しい時は忙しいし暇な時は本当に暇だ。

忙しい時ほど、仕事が舞い込む。しかも、「断れば断るほどどんどん仕事が舞い込む」という善循環が起こる。既に予定が入っている日に限って、それよりもより良い条件の仕事依頼が舞い込んだりするものだ。

もちろん、その逆も言える。暇な時は徹底的に暇だ。もちろん、資料整理や雑務をこなす分には良い時間となるのであるが、生産性=お金を生み出しているかと言えば、どれも間接的なものにとどまっている。つまり、直接的に報酬につながるような業務が全く来ない。

このような暇な状況が続くと、特に独立経営コンサルタントは焦ってしまう。

そして、自分を安売りする行動を起こしがちだ。通常の報酬金額よりも安くしてみたり、お願い営業をしてみたり。

しかし、それらは自分の価値を下げることにもつながってしまうし、打開策とはいえないのだ。

忙しい時にさらに仕事が舞い込み忙しくなるのは、「忙しい」からである。また、我々にはコントロールすることが出来ないタイミングや波と言うこともある。そういった状況の時に、無理にあがくのは得策とはいえない。

暇なときこそ、普段出来ないことをすることに尽きる。資料を整理したり、本を読んだり。これらは、全て無駄になることはない。必ず今後に生きてくるものだ。

そういったことを行っていれば、必然的に暇でなくなる。暇な経営コンサルタントには仕事は来ない。これは事実だ。自分で強引にでも、「忙しい状況を作る」ということがポイントだ。

報酬に直結する直接的な忙しさは自分では生み出せない。しかし、将来報酬を得ることに繋がる間接的な忙しさは自分で作ることが出来る。その状態をキープしているうちに、仕事が舞い込むようになる。そして、そうなったら今度は波が来る。

忙しい状態を作れば、本当に忙しくなるのである。

暇なときほど、ぐっと堪えて敢えて「仕事を断る」そんな勇気も必要だ。

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