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コンサルタントの現実

経営コンサルタントは昔の友人と話が合わない

経営コンサルタントは、やはり特殊な職業なのだろうか。もちろん、経営コンサルタント同士での会話は弾むし頻繁に情報交換を行っているところだ。しかし、なぜか昔の友人とは話が合わない。

恐らく、同じことを感じている経営コンサルタントは多いことだろう。経営コンサルタントの多くは、独立志向が強く、一匹狼的な人が多い。もちろん、勤務経営コンサルタントであれば、会社員という前提にはなるが、それにしてもどこか普通のサラリーマンとは異なるものがある。経営コンサルタントとしての知識を持てば、例えサラリーマンであっても、一般的な会社のサラリーマンとは少し考え方が違うということはあるだろう。

つまり、経営コンサルタントは一般的なサラリーマンよりも、掲げる目標やそれに向かう行動力が少し強いのかも知れない。そういったことの積み重ねが、物の見方を変え、視点を高めているのかも知れない。

安定を好むことが良いとか、独立志向が良いということではない。社会に出るまで、つまり学生時代においてはそれほど価値観や物の見方・考え方に個人差が生じることは少ない。

一方、社会に出ればそれらのパラダイムは大きく変わるわけで、自分の周りにも似た人間が集まり出す。これが、いわゆる引き寄せの法則と言われるものだ。

例えば、経営コンサルタントになるために中小企業診断士の資格試験を目指すとする。この場合、同じように中小企業診断士を目指す人や、その他の資格試験を目指す受験生となぜか友人になったりすることが多い。資格試験を目指すと言う一致性が人を引き寄せているのだろう。

同様に、経営コンサルタントには変わり者が多い。それは、いろいろな意味での変わり者だ。例えば、優秀である、勉強が好きである、人が好きである、好奇心旺盛である、徹夜が好きである、仕事が好きである・・・。これらは、一般的には変わり者の扱いを受ける典型例であるが、経営コンサルタントであればそれが通常だ。だから、中小企業診断士を持つ経営コンサルタントは勉強会を定期的に開催しているし、土日も祝日も仕事であっても特に何とも思わない経営コンサルタントも多い。

むしろ、休みがある、スケジュールが空になっていると不安だと言う経営コンサルタントも多いのだ。

経営コンサルタントは、様々なバランスが求められる。一方で、専門性も求められる。人間性も求められる。求められる能力は多岐にわたる。

そういったことが、今までのパラダイムに変化を与え、そして、今までの友人との話が合わないということに繋がっているのかも知れない。

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