経営コンサルタント業は意外と忙しい。実態としては、仕事とプライベートの区別はほとんどないと考えてよいだろう。
なぜ、こうも忙しいのかと思うほど忙しいのが経営コンサルタントと言う職業である。経験上、コンサルファームに勤める経営コンサルタントが最も忙しいように思う。恐らく、睡眠時間は毎日3~4時間程度だろう。もちろん、ほとんど年中無休状態で稼動してだ。
続いて、独立経営コンサルタントも忙しい。独立すると分かるが、仕事と言うのは続いて押し寄せてくる。経営コンサルタントと言うのはなかなか仕事が断りにくい職業でもある。もっとも、これは経営コンサルタントの考え方によって2分化するようだ。
どんな仕事でも、困っているクライアントのために最大限引き受けるコンサルもいれば、自分の専門分野以外の案件は一切お断りというコンサルもいる。
どちらが善し悪しではなく、自分がどうしたいのか?に全てが懸かっている。
一般企業に勤める勤務コンサルタントは、いわゆる普通のサラリーマンであるから、時間の融通はきくようだ。他社のためのコンサルティングではなく、自社のためのコンサルティングという位置づけだから、それほど忙しくはないだろう。(当然、自社で新規開発事業やIPO(株式公開)などを行うと言う話であれば途端に忙しくはなるが)
このご時世、忙しいというのは決して悪いことではない。むしろ、本当にありがたいことだ。
しかし、忙しすぎると言うのはやはり辛いところでもある。
とにかく、経営コンサルティング業務になってくると、ほとんど終わりが見えず、どこまでやるのかによって業務量が大きく変わってくる。一流と言われる経営コンサルタントは、仕事を捌くのもまさに一流なのだと思う。
経営コンサルタントを目指すのであれば、それほど満足に寝ることができない、と言うのは予め知っておいた方が良いだろう。徹夜も当たり前だ。まさに肉体労働の過激な世界なのだ。
できるだけ若いうちに修行するに限る。
でも心配ない、すぐに短時間睡眠になれるだろう。