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コンサルタントの日常

経営コンサルタントとしての自分の理想像や目標を描く

経営コンサルタントの仕事は経営コンサルティングはもちろん、その他講演や研修、執筆、調査など様々な分野が存在する。全てを行っている経営コンサルタントもいるし、専門分野を絞り込み、何からの業務に特化している場合もある。

若手の経営コンサルタントであれば、最初は仕事を選ぶことなく、様々な業務にあたるのが賢明だ。そうすることで、自分自身に幅が出てくるし、様々な知識を得ることもできる。

一方で、自分が将来的にどのような経営コンサルタントになりたいのかということを早いうちから決めておくことも大切だ。

経営コンサルタントがクライアント企業にアドバイスする時に、口を酸っぱくして言うのが、「目標を決めましょう」という一言だ。大企業になれば、経営計画や事業計画という形でしっかりと毎年、あるいは四半期単位で計画を組んでいる。ただ、中小企業始め多くの企業が計画と言う概念をそれほど重視していない。

そのため、経営コンサルタントは目標設定、計画策定の重要性を説く。

一方、自分自身の目標設定・計画策定ができている経営コンサルタントは果たしてどのくらいいるだろうか。

人間は自分の思い描いたようになるものだ。上手く行かないと思えば上手く行かないし、上手く行くと思えば上手く行くようになっている。これは精神論ではなく、事実の話しである。

方向性が決まっていなければ、企業経営は上手く行かない。なぜならば、進むべき道が分からず、社員がどこに向かっていけばよいのか分からないからだ。売り上げ目標や利益目標なども明確でなければ、コスト削減の工夫も考えないし、より多く売ることも考えない。

そういった指導やアドバイスを行っている経営コンサルタントは多いわけだが、さて、自分のことになるとしっかりとした方向性や目標が明確になっているか。それがなければ自分自身が成長する機会を失うことになってしまう。

自分ができていないことは、クライアントにも説得力を持ってアドバイスすることは難しい。自分自身の方向性、すわなち、将来的にどのような経営コンサルタントになりたいのか、と言う理想像はしっかりと持っておく必要があるだろう。

経営コンサルタントは立場的にいろいろなことに挑戦することが可能だ。経営コンサルタントが自分で設定した目標は、多くの場合実現可能だし、そして、早く実現することが可能だ。それが、自分自身の成長に繋がることになるのだ。

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