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コンサルタントの営業

成功への起爆剤

経営コンサルタントは、修行の時期とも言われるが最初からそれほど多くの仕事が回ってくるわけではない。せっかく独立したのに、あるいはフリーで活躍しようと思ったのに、思うように仕事を受注できずに結局サラリーマンに戻ると言う経営コンサルタントも実は多い。

経営コンサルタントの仕事は、一部の経営コンサルタントに集中する傾向があり、その意味で偏りがあるといえる。それは、経営コンサルタントと言う職業が、サービス業であり、提供するサービスが無形であることから、使ってみなければ分からないということが大きな理由だ。

企業からすればそれなりの報酬を支払うことになるため、失敗は許されない。結果的に、信頼などがある無難な経営コンサルタントに依頼をしようとする。

日本人は、昔からある者、古くからやっているものに「信頼」を抱きやすい。そのため、善し悪しは別として、古参の経営コンサルタントに仕事の依頼が多く舞い込む構造になっている。特に、地方に行けばその傾向は顕著で、昔から「あの先生」という構図ができている。

そういった経営コンサルタントの世界に飛び込んで安定的な受注をこなしていくためには、何からの「起爆剤」が必要だ。この起爆剤をいかに早く作るのか、あるいは見つけるのかがポイントになる。

もちろん、地道な活動がクライアントの獲得に繋がっていく(要するに、口コミや紹介)ことはあるにしても、そこまで待てるほど資金も潤沢にある訳ではないし、モチベーションも続かないことが多い。

では、起爆剤とはどのようなものがあるのか。それは、自分自身から様々なチャネルやツールを使って情報を発信し続けることである。

例えば、ブログを毎日徹底的に書き込むことで、自分の存在や専門性をアピールすることができる。ブログを読みに来る人から、受注をもらったり、ブログの内容が面白ければ出版につながることもある。

無料で講演やセミナーを開催するのもよいだろう。そこに参加した人に自分を売り込むことができればコンサルティングなどの受注を取ることもできる。

また、原稿などを用意して、雑誌などに投稿する方法もある。執筆料を稼ぐのではなく、雑誌に自分の記事が掲載されていると言う事実を信頼に変えるのだ。一般的に、雑誌や書籍を出版している、あるいは執筆している人物を信頼する傾向が日本人にはある。

そういった様々な活動を行うことで、何かがヒットすることが多い。それが、起爆剤となるのだ。

経営コンサルタントとして独立すると、仕事に一生懸命になる傾向がある。一方で、自分自身の信頼性を高めるための種まきだったり、ブランドかも並行して行っていくことが重要になるのだ。そこを、多くの経営コンサルタントが忘れているようである。

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