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コンサルタントの世界

コンサルタントになるために資格は必要?

コンサルタントになりたい!と言う人は結構多いようだが、特に資格は必要ないのだ。自分で、「○○○コンサルタント」と名乗ってしまえば、そこからあなたはコンサルタントの道を歩むことができる。

経営コンサルタントとしては、中小企業診断士と言う資格がある。これは、経済産業省が認定する、我が国で唯一の経営コンサルタント資格であり、近年では非常に人気の資格試験。

誤解している人も多いようであるが、経営コンサルタントになるために、中小企業診断士の資格が必ず必要になるわけではない。同様に、ITコンサルトと言えば、ITコーディネーターや情報処理試験などが思い浮かぶが、これも必須の要件ではない。

言い換えれば、中小企業診断士やITコーディネーターなど、一般にコンサルタントのための資格試験を取得したからと言って、必ずしもコンサルタントして成功することができるということではない。コンサルタントの世界は、実力の世界なのだ。

資格はあくまで知識のレベルを証明するものであって、絶対要件でも成功要件でもない。むしろ、一般的に見て「成功している」と言われている経営コンサルタントは、中小企業診断士などの資格を持っていないことがほとんどである。持っていたとしても、それをアピールすることはしない。

かといって、中小企業診断士などの資格が役に立たないものかと言われるとそうでもない。特に、新人時代には「信用」や「信頼」を得るために重宝する。あるいは、経営コンサルタントは実務経験が全てという意見もあるが、普通の仕事をしているのであれば、実務経験の幅はある程度限定される。

限定された実務経験を補うという意味で、中小企業診断士などの資格の勉強をすることは、コンサルタントとしてのベースを築き上げるという意味で必要だろう。

また、いきなり経営コンサルタントとなっても、最初から仕事をもらえるほど実務経験や人脈が豊富であれば良いが、一般的にはそれほど甘い世界ではない。やはり、一種の修行的期間、試行的期間は必要になるので、門戸を広げると言う意味でも、持っていて損はしないものだろう。

いずれにしても、資格はあってもなくても経営コンサルタントはできる。しかし、中小企業診断士などの資格を持っていたほうが、スムーズな立ち上げ(信頼・信用を対外的に勝ち取る)は可能だと言える。

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