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コンサルタントの日常

休みは無いものと思う

自由、フリーランスと言う言葉に憧れて、経営コンサルタントになろうと思っている人も多いようです。実際に、中小企業診断士の勉強をしている人にヒアリングをしていくと、「自分の自由に仕事ができるから」と言うコメントが多いようです。

ただし、自営業や個人事業主と言うのは、自分の自由に仕事ができるとは必ずsも言えません。なぜならば、お客様(クライアント)は自分の都合では動いてくれないからです。

経営コンサルタントの基本的な資格である中小企業診断士は、「診断」という言葉が入っています。これは、医療機関の医師である「診療」とある意味同じです。昔から、中小企業診断士は「企業の医者」と言われてきました。

企業の医者ですから、緊急対応も少なくありません。土曜でも日曜でも仕事が発生するのはある意味当然です。断ることもできるかも知れませんが、仮にあなたが緊急的に医者に行って断られるということを想像してみてください。あなたには、自分の顧客にそのようなことができますか?

また、日本には様々な会社があります。業務内容も営業曜日も時間も全て異なるわけです。ですから、こちらもそれに対応しなければいけないこともあるわけです。それが、たとえ深夜の電話であってもです。

つまり、経営コンサルタントは確かに自由業と言えるべきものかも知れませんが、全てのスケジュールが自由になるということではありません。

ただし、「人に指示・命令されることはない」と言う意味では自由です。全ての意思決定は自分自身が、自分のみで行うことができます。その代わり、全ての責任も自分が負うことになります。

本来であれば、仕事のスケジュールも全て自分の意思で決めることができるはずですが、「診断」=企業の医者と考えれば、突発的な仕事の依頼も結構多いと言うことです。

そして、そういった突発的な業務をこなすことは、信頼につながり、次の仕事に繋がっていきます。

だから、経営コンサルタントは休みがないと思ってください。夜中だろうが、土日祝だろうがいろいろと呼び出されることがあります。

でも、その中でも自分の意思で仕事を進めることは可能です。そういった意味での自由はあるのです。でも、完全なる自由はない、そんなことが言えるのです。

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