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コンサルタントの業務

講演で成功する

経営コンサルタントであれば、講演を上手くこなすことができるかどうかは非常に重要だ。講演を通して自分の認知度を上げることもできるし、講演によってコンサルティングにつながるような案件も多い。

講演は自分を売り込むための営業としての要素も持っている。また、経営コンサルタントは様々な情報をインプットするのも重要であるが、アウトプットする機会もしっかりと持つ必要がある。そのアウトプットの場として、講演と言うのは良い機会になる。

講演を通して参加者から情報を収集することができるというのも大きな魅力だ。通常、講演ともなれば30名以上は参加者がいるもの。全ての人と会話を持つことはできないが、それでも数人と話をすることができる。

そこで得た情報は生の情報であり、自分が出す情報以上に価値があるものである。講演によって情報を出すことして、経営コンサルタントとして一皮むけるということもあるのだ。

もちろん、講演は経営コンサルタントにとって収入として悪いものではない。通常、2時間~3時間で20万~40万の報酬は約束される。そう考えれば、時給換算すれば10万円程度であり、収入面でも期待することができる。

講演で人気があれば、リピート性が高いというのも魅力である。人気のある経営コンサルタントは、講師として年間に100本以上の講演をこなしている。それだけで収入は安定するし、いろいろなチャンスにめぐり合うことができる。

自ら講演を主催して、集客まで行うことができればさらに高い収入を狙うことも可能だ。講演は、外部の主催者から呼ばれる(招聘される)ケースと、自らが主催するケースがある。いずれも、集客がポイントになるが、招聘される場合には、参加者が少数でも収入は保証され、自ら主催する場合には集客に失敗すると収入も下がってしまう。その代わり、金額設定等は自由にできる。上手く使い分けることがポイントだ。

講演を成功に導くためのポイントは大きく3つある。

1つは、最初に一体感をしっかりと作ること。参加者が自分の話をしっかりと聞くという姿勢にいかに早く持っていけることができるかどうかがポイントになる。これができれば、会場は一体感で包まれる。

2つは、具体的な話をすること。理論や理屈も良いが、具体的に何をすれば良いのかが分かるように、小さいケース、誰でも実行することができる内容が含まれていることがポイントになる。

3つは、参加者に話をさせる時間を作ること。人は、自分で話をしたいと思っているもの。聞くだけではなく、話す時間を設ければ、必然的に満足度は高まるのだ。

上手く講演をこなすことができる経営コンサルタントにはチャンスが回って来やすい。参加者の満足度を高めることができる講演ができるようになっておくと良いだろう。

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