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コンサルタントの条件

経営コンサルタントの聴く力

経営コンサルタントに必要な能力には、いろいろなものがある。話す力も必要であるし、書く力も必要だ。もちろん、それらは説得力を伴うものでなければならない。単なる机上の空論では誰でも耳を傾けてくれないし、本に書かれているような内容であれば、わざわざ経営コンサルタントから聞くまでもない。

経営コンサルタントにとって必要な能力は様々である。話す力も書く力もいずれも重要だ。しかし、何よりも重要なものは「聴く力」だろう。

経営コンサルタントである以上、それなりの実体験、経験を絡めながら具体的で説得力の高い説明が必要になる。

そうでなければ、依頼者・顧客・クライアントが納得することはない。

そうだとすると、誰にでも同じ話をしているようではダメだ。相手に合わせて内容を変えていく。説明の順序を変えていく。話題を変えていくということが必要になる。

そこで、話す力・話す能力以上に重要になるのが、「聴く力」である。

これができていない、あるいは不十分な経営コンサルタントが多いのには非常に残念に思う。そもそも、経営に関わる問題や課題というのは極端な話、一つとして同じものはない。だからこそ、相手の状況をしっかりと確認するスキルである、「聴く力(ヒアリング能力)」がとても重要になるのだ。

そもそも相手のことをしっかりと聴かなければ経営コンサルタントとして何が問題で、原因で、課題でというのは見えてこない。しかし、自分の都合で勝手に解釈をして、決め付けたり、先入観を持って話をしている経営コンサルタントは非常に多い。

これでは、残念ながら顧客満足度が高まることはないし、もう2度とリピートの依頼をもらえることはない。本質的に何かがズレてしまっているからだ。

十分なヒアリングを行うことで、相手の状況を正確に把握する。必要であれば、現地での実地診断や現場検証なども行う必要があるし、従業員からのヒアリング(ES)なども行うことが必要だ。

そういった一見すると面倒なプロセスを経て、ようやく解決策などの提示ができるようになるものだ。

経営コンサルタントは先入観を持ったり、決め付けたり、思い上がる傾向にあるが、それでは経営コンサルタントとは言えない。広い視野と視点を持った経営コンサルタントになるためには、まずは相手のことをしっかりと聴く力を身に付ける、あるいは明確に意識することが重要になるのだ。

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