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コンサルタントの能力

コンサルタントに必要なコミュニケーションスキル

コンサルタントにはさまざまな能力が求められるのは当然だろう。

その中で、やはり専門性というのは絶対不可欠であるといえる。これは、「自分が何ができるのか」ということを示すための、いわゆるコアなものであり、専門性がなければコンサルタントとはいえないといっても過言ではない。

一方、専門性だけが強ければ(専門分野が絞られていれば)良いのかというとそうではない。そのヒントは、コンサルタントは人間との付き合いそのものが仕事になってくるからである。

コミュニケーション力がとても大切

従って、専門性以外にもさまざまな能力がコンサルタントには求められるわけであるが、その中でも最も重要なスキルとして「コミュニケーション能力」が挙げられる。

現実的な話をすれば、コミュニケーションが上手ければ、大した専門性がなくてもコンサルタントとしてはやっていくことができる。なぜならば、コンサルタントは、経営者と向き合って業務を進めていくものであり、経営者と上手く付き合っていくことが大前提。

経営者は一癖も二癖もある人が多いので、コンサルタント側が経営者に合わせたコミュニケーションを取らなければならない。コミュニケーションというのは、究極的には相手を気持ちの良い気分にさせること。そのため、優れたコミュニケーション力を発揮することができれば、多少の専門性がなくても、クライアントたる経営者は十分な満足をしてくれるのだ。

その意味で、コミュニケーション力の中でも、コンサルタントに強く求められるのは「聞く力」であるといえるだろう。

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コンサルタントの業務

コンサルは良く紙に書く【アクセルとブレーキ】

コンサルタントは紙に何かを書くと言うことが好きである。それは単語を中心としたメモを取ることであったり、中には意味不明な記号のようなものを書くコンサルタント、あるいは、表のようなものを書くコンサルタントなど、実にさまざま。

いずれにしても、共通しているのは何かを残すという側面よりも、何かを整理するという側面が強いことである。

アクセルを踏む クライアントと話をしていると、頭が混乱しているクライアントが大半であることに気付く。つまり、本来は問題はないということを、延々と問題視して考えているということが多い。

それは、多くの場合、頭だけで考えようとするとそういったことになりやすいのである。

本来であれば、アクセルを踏んでどんどん前に進まなければ経営者としていけないという場合にも、なぜかブレーキを踏んでしまう。アクセルを踏みながらブレーキをかけているようでは、当たり前であるが前に進まないか、全開で前に進むことはできない。

経営コンサルタントは、紙を使ってアクセルを踏もうとする。