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コンサルタントの世界

説得力を持たせるために【経験主義】

経営コンサルタントになれば多くの人に「情報を伝える」という業務が増えてくる。特定の少数の場合もあれば、講演やセミナーなど数百人が集まる場合もあり、さまざまなシーンが想定される。

いずれにしても、人に何かを伝えるという職業であるということは否めない。経営コンサルタントというのは自分で何かをするということではなく、人に知識などを提供して行動してもらう。

あくまで行動に起こすのはクライアントや話を聞いた受けての側であって、コンサルタント自身ではない。

そう考えると、経営コンサルタントの語る内容というのは一定の影響力を持つことになる。しかし、コンサルタントであれば誰でも影響力を持つということではない。影響力を行使するためには、そのコンサルタントの「経験」に大きく依存するところがある。

どんなに学があっても、机上の空論しか知らなければ聞き手にそれほどの説得力を与えることはできない。実際にどのような経験をして、どのような行動をしてきたのかというバックボーンたる経験・実績があってはじめて聞き手に影響を及ぼすことになる。

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勝間和代さんは中小企業診断士!

ビジネス系の女性のみならず、多くの女性から支持を得ている勝間和代さん。著作も多く、一冊ぐらいは読んだことがある人も多いだろう。

勝間さんは、公認会計士・経済評論家という肩書きがメインとなっているが、実は「中小企業診断士」でもある。しかし、自身が中小企業診断士であることは最近はあまり言わなくなったようだ。

昔の著書には中小企業診断士であることが語られている。一発で合格したということであるが、当然と見るのが普通だろう。中小企業診断士は2次試験にはまっている受験生も多いのだが・・・。

ところで、なぜ中小企業診断士という資格名を肩書きとして使わないのだろうか?それは「意味がないから」と考えるのが妥当だろう。

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コンサル戦国時代到来

インターネットの到来はコンサル業界に革命的なことをもたらしたと言える。

従来までのコンサルタント業というのは、なかなか宣伝も難しく、口コミや雑誌、書籍などで徐々に知名度を高めていくというのが常套手段であった。

これらは、広告規制が著しかった医師・弁護士・税理士などにも共通している。しかし、最近ではインターネットの普及によって士業を取り巻く環境は大きく激変した。

士業を取り巻く環境は激変!中でもコンサルタント業界は激動の流れに乗りつつある

そもそもコンサルタントというのは、誰でもそれを名乗れば「成立」する世界。

特に必要な資格もなければ、特殊な能力を必要とするわけでもない。その道、あるいは特定の何かの専門家であればコンサルタントなのである。

つまり、誰でもコンサルタントになることは可能であるし、誰もがコンサルタントなのだ。

従来までは、仮に誰もがコンサルタントであっても、それを広く知らしめるために限定されていたという状況があったため、活躍するコンサルタントは一部に限定されていた。

しかし、インターネットの普及はその最もネックとなっていた障壁を完全に取り払い、誰もがコンサルタントして活躍するインフラを整備しつつある。

まさに、コンサル戦国時代の到来である。

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経営コンサルタントにないたい人へ

経営コンサルタントはなぜか人気のようだ。

新聞に出てくる経営コンサルタントといえば、詐欺で捕まったりという悪い印象しかないはずなのに、憧れる人が多いようだから世の中分からない。

経営コンサルタントになるための方法を良く聞かれることがあるが、「名刺を作れば明日からあなたは経営コンサルタントです」と答えるようにしている。なぜならば、経営コンサルタントになるためには特別の資格も必要ないし、何かの講習会を受ける必要もない。

中小企業診断士という国家資格があるが、この資格がなければ経営コンサルタントになれないということではない。中小企業診断士の名を名乗るためには「中小企業診断士試験に合格」する必要があるということだけである。

世の中全体の経営コンサルタントを見渡せば、中小企業診断士を持っている経営コンサルタントの方が少なく、中小企業診断士を取得した人は経営コンサルタントにならずに企業内で活躍する傾向にある。

一般的なイメージと現実は異なるのだ。

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コンサルタントの年齢と有利・不利

経営コンサルタントにとって、年齢というのは意外と重要なことも多い。

例えば、中小企業診断士であれば、中小企業を中心にコンサルティングを行う場合も多いだろう。中小企業の社長というのは良くも悪くも百戦錬磨の人物であり、この場合であれば若い経営コンサルタントは信頼を勝ち取ることは容易ではなく、「お前に何がわかるんだ」と言われないとも限らない。

最も、その中小企業診断士あるいは経営コンサルタントによほどのカリスマ性や実績があればそれはそれで別の話であるが。

経営コンサルタントにとって相手社長の年齢はコンサルティングを行う上で重要なポイントでもある

いずれにしても、中小企業の社長のみならず、人間には本能的に「年齢」によって人の実力をある程度判断する傾向にあるということは事実である。

「若造のくせに」「まだ若いのに生意気だ」というのは、若手の経営コンサルタントであれば少なくても1回くらいは経験する言葉である。

であれば、若い経営コンサルタントは活躍することができないか?ということになるが、必ずしもそうではない。

年齢にこだわらず、人を本質的に見るという社長も多いし、それよりも、最近では若い経営者(社長)もインターネットの台頭に伴って増えてきている。(増えてきているというよりも、もともと存在していた人たちが見えやすい状況になってきている)