コンサルタントのとって、年齢というのは結構重要なものである。
その理由は、コンサルタントの年齢によって顧客となり得る「クライアントの年齢」が決まるからである。
結論を言えば、コンサルタントの年齢プラスマイナス10歳がクライアントの年齢である。
この関係式は何を意味しているのかといえば、コンサルタント自身の年齢によって、クライアントになりうる顧客の年齢が決まるということである。
若いコンサルタントであれば、中小企業などの古参の経営者から「舐められて困っている」という話を良く聞く。しかし、それは当然なのである。
そもそも、クライアントとすべき顧客ターゲットを見誤っている。経営コンサルタントの守備範囲は、自分の年齢をしっかりと考慮しなければならない。
一方、ベテランの経営コンサルタントは最近の若い経営者は・・・と言っているのを耳にするが、これとて同じことだ。自分のターゲットとすべきクライアントからズレが生じている証拠である。
経営コンサルタントは、自分の専門分野を絞るのが重要であるといわれる。
例えば、IT系に特化したとする。この場合、ITに興味のある全クライアントがターゲットになるかというと、必ずしもそういうことではない。
ITの進展に伴い、インターネットを使えば安価(タダ同然)で、かつ、リアルタイムに情報発信が可能になった。ほとんどの企業がホームページを開設し、ブログやツイッターなど様々な取り組みを行っている。
もっとも、なかなか継続するのは難しいようで、ホームページも作ったきりで定期的な更新がなされないものや、ブログも最初はコツコツ文章を考えていたものが、いつからかぷっつりと更新がないという状況も多い。
これでは、むしろマイナスになっているのが現状で、やるからにはコツコツと継続することが重要だとアドバイスしている経営コンサルタントも多いだろう。
一方、経営コンサルタントをはじめとした士業(サムライ系の資格独立者)、フリーランスなどで活躍している自営業者にも、この情報発信の波は押し寄せている。
経営コンサルタントは、良い口コミはなかなか広がらないことは以前ご紹介した通りだ。
その理由は簡単だ。クライアント企業、すなわち顧客が経営コンサルタントを独り占めしようとするからである。優秀な経営コンサルタントとは、クライアントに利益をもたらすことができる能力を持つ。
規模が大きい企業であれば、その利益の額たるや半端ではない。つまり、優秀な経営コンサルタントはクライアントから見れば、自分たちに利益をもたらしてくれる打ち出の小槌のようなもの。そういった道具を手放すクライアントは少ないだろう。また、経営コンサルタントを紹介することで、自分のところを見てくれなくなる可能性もあるし、報酬額の変更を経営コンサルタントから言われる可能性もある。経営コンサルタントも顧客が増えれば、それなりに報酬増額を検討するからだ。
だから、人に紹介せずに、自分だけが儲かろうとする。これがクライアント側の心理である。もちろん、それがいけないわけではない。実際、経営コンサルタントとしても、安定的な顧問報酬をもらうことができるクライアントがいれば、長期的に収入は安定する。もちろん、お互いに依存関係になるのは良くないとしても、お互いにデメリットがなければそれはそれで問題ないとも言える。
一方、上手く行っている場合には問題にならないが、クライアントの怒りを買うと面倒なことになるのが経営コンサルタントでもある。
大御所の経営コンサルタントと若手の経営コンサルタントの違いとは何か。若手はITなど斬新な切り口で成功事例を持った経営コンサルタントが多いよう傾向にある。
最新のトレンドを押さえ、新たな情報の切り口を持っている。そういった意味で、IT業界や若い経営者からの支持は高い。そして、最近活躍している経営コンサルタントは、自分の経験(ビジネスでの成功体験)を基にコンサルティングを活動を行っているようだ。だから、専門的な説得力がある。
一方、大御所の経営コンサルタントは、その膨大な知識という意味で群を抜いている。経営コンサルタントにとって、知識は極めて重要だ。
結論からいえば、どこの企業も同じようなことで迷い・失敗し・課題を抱えている。こういったことをベテランの経営コンサルタントは瞬時に把握することができる。大御所の経営コンサルタントであれば、経営者と数分話をしただけで、その企業も問題点や課題、どうすれば良いのかを見破ってしまう。
あかたもそれは魔法使いのようである。
経営コンサルタントとして成功している人は、「情報発信」が上手い経営コンサルが多い。要するに、マーケティング能力に優れているということだ。
経営コンサルタントと言う職業は、サービス業である。つまり、学習塾の先生や、美容院の美容師、整体師、などと同じ部類に入る。もちろん、税理士、社会保険労務士、公認会計士などのいわゆる士業とも同じだ。
つまり、「使ってみないと分からない」人たちが経営コンサルタントなのである。この事実を前提に置いて、マーケティング、マーケティングの中でも販売促進活動をどのように行うのかがポイントになる。
もっと言えば、自己ブランディング(ブランド)をどうするのか、と言うことでもある。サービス業と言うのは、信頼性や能力を基準に、口コミにより拡がることが一般的だ。使ってみないと分からないものは、消費者(依頼者)は人の口に頼ろうとする。
だから、経営コンサルタントは自分自身を上手くアピールすることが重要だ。どんなに能力が高くても、それを知ってもらわない限りは、依頼が来ることはない。どんなに良いサービスを提供していても、どんなに安い報酬で引き受けるとしても、それを知らしめることが必要だ。誰も知らないコンサルタントは、存在していないのと同じなのである。