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コンサルタントの条件

ブレない軸を自分の中に持つ

コンサルで成功している人は、いったい何が違うのか?

もちろん、コンサルタントというのは一種の人気商売であるから、それなりにカリスマ性、スター性が求められるのは事実である。

一方で、それだけではないというのも現実で、言い換えれば、カリスマ性やスター性というのはどのようにして磨かれていくのか?

誰でも最初からそのようなスキルと言うか、差別化要素を持っているとはいえない。

ならば、一生懸命に仕事をすることで、あるいは長い間キャリアを積むことで必ずカリスマ性が研ぎ澄まされるのか、と言われればそれはまた別の話である。

世の中には、カリスマ性やスター性がないコンサルの方が多いからである。これは、それらが差別化要因になっていることからもいえる。

ならば、世の中のコンサルタントが真面目に仕事をしないかと言わればそうではないし、多くのコンサルタントがすぐに仕事を辞めてしまってキャリアを積んでいないということでもない。

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コンサルタントの世界

クライアントに依存させない

経営コンサルタントの歴史は日本ではまだまだ浅い。そのため、料金体系も不透明であり、コンサルティングサービスも体系化されているわけではない。クライアント(経営コンサルタントに依頼する企業)も経営コンサルタントとの付き合い方・接し方については戸惑う部分も多いようだ。

アメリカでは経営コンサルタントのコンサルティングサービスなどは一般的になりつつある。日本の企業はまだまだ情報や支援をお金で買うという風潮・意識は薄い。そのため、経営コンサルティングは未発展の途上にある。

経営コンサルタントも試行錯誤というのが現状だ。もちろん、今後コンサルティングサービスが一般的になったとしても、様々なやり方・方法があるのは否定できないし、それが経営コンサルタントの差別化につながると言う考え方もできる。

ただし、経営コンサルタントの本質は無視してはいけないだろう。

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コンサルタントの業務

講演・研修・セミナーの講師になる(1)

講演とセミナーは似ているもの、むしろ「同義」と考えてよい。一方、研修とは明確に区分される。その決定的な違いは、参加者の意識である。

講演やセミナーは、一般から参加者を集うことが多く、その意味で参加者の意欲は高い。自主的にお金を払って参加しているからだ。しっかりと知識を身につけたい、払った代金以上の元を取りたいと考えている。

講演・セミナー・研修は一般的に似たイメージがあるが、参加者の意識が異なる。そして、それを行う側も意識を変える必要がある。

研修の場合には、講演やセミナーに比べて参加者の主体性は低い。なぜならば、公開型の研修は講演やセミナーのように参加者の意欲は高いが、研修と言うのは一般的に企業研修を指す。

企業研修、すなわち社員研修と言うのは、会社の都合で実施されるものであり、社員の立場からすれば意欲は低い。なぜ、この忙しい時期に研修などしなければならないのか、面倒だと言うようにたいていは考えている。

経営コンサルタントからすれば、こういった参加者が異なる前提の基で講演・セミナー・研修に臨んでいるということをしっかりと意識する必要がある。

そうしないと、大きな失敗を犯してしまうことになりかねない。

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コンサルタントの世界

コンサルタントの差別化戦略

企業の経営戦略、すなわち方向性を考える上で、差別化が必要だと言われる。この考え方は一般化しており、簡単に言えば他と同じではダメだということである。消費者がなかなか物を買ってくれない時代においては、他の企業と差を付けることで、自社の商品やサービスをより目立たせ、購入してもらうことが必要である。

差別化の対象になるのは、商品はもちろん、売り方も含まれるし、人も含まれる。すなわち、他との違いを明確にすることが差別化の基本概念であるから、どのようなものでも差別化の対象にはなり得る。

多くの企業で、いかに差別化を図るのかと言うことに前向きに取り組み始めている。同じものが溢れている時代において、より自社のことをアピールしようと思ったら、差別化が必要なのだ。

それと同じように、経営コンサルタントにも差別化が必要になっている。

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コンサルタントの世界

コンサルタントってどんな人?

経営コンサルタントに対して、どのようなイメージを持っているだろうか?頭の良い人と言う意見もあるかもしれないし、普通の人という意見もあるかもしれない。

いずれにしても、なかなか傾向として分かりにくいのが経営コンサルタント言う面々なのである。察しの通り、中には天才的に頭の良い人もいるし、様々な経験を持っている人もいる。少なくても、クライアント企業にアドバイスや指導をすることが必要になるため、それらなりに説得力を持っていることが前提だ。

その説得力を頭の良さで示す人もいれば、経験で示す人もいるし、あるいは、たくさんの勉強から生まれた論理で示す人もいるだろう。それは、コンサルタントと言う職業がバラエティーに富んでいるし、コンサルタントを望むクライアント企業のニーズも一律的ではないことからも整合性があると言える。