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コンサルタントの条件

人が好きか

経営コンサルタントに必要な要素はいくつかあるが、その大前提として「人が好き」でなければ務まらないというのがある。

経営コンサルタントの業務の大半は、人との交わりが前提になる。もちろん、パソコンと向き合って業務を行うことも多いのであるが、常に人との関わりが不可欠である。

時には経営者とかなり親密な関係になることもあるし、社員に対して情熱的に振舞うような必要性もある。いずれにしても、最初と最後は人と接することが必要であり、その意味で人が好きでなければ経営コンサルタントを続けるのは難しい。

人が好きであるということは、人との繋がりを重視するということでもあり、これが経営コンサルタントにとっての営業活動そのものである。

経営コンサルトへの業務依頼は、人とのつながりから発生するものも非常に多いのである。

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コンサルタントの世界 コンサルタントの営業

公的機関の業務委託は減少傾向

経営コンサルタントの中でも、特に中小企業診断士は公的業務の受注割合が高い。公的機関とは、主に商工会議所や商工会、中小企業団体中央会の商工3団体が中心となる。

もちろん、それ以外でも市町村など様々なところから依頼があり、これらの依頼は中小企業診断士の資格を持つ経営コンサルタントに多く依頼がある。これは、ある意味中小企業診断士資格を持つ人間の特権だろう。

中小企業診断士は、国が認める唯一の経営コンサルタントの国家資格とあって、公的機関の担当者も無難に依頼することができるという側面もある。下手な経営コンサルタントに業務の委託を行って、問題でもあれば大変である。特に、経営コンサルタントは使ってみないと分からないということもあり、中小企業診断士の有資格者であれば国家試験を通過しているのだから、無難なわけだ。

中小企業診断士資格は、独占業務がないため「食えない資格」「使えない資格」の代表例として揶揄されるが、実はそれなりに評価はされているのだ。

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コンサルタントの世界

経営コンサルタントの仕事獲得

経営コンサルタントの仕事獲得については、まさに営業力が重要になる。経営コンサルタントの中で最も重要な能力は営業力だといっても過言ではない。最近活躍している経営コンサルタントは、マーケティング力に優れている人が多い。

経営コンサルタントとして活躍するに際して、最も難しい問題は仕事の獲得である。どうやってお客様=クライアント企業を獲得するのか?ここが最も難しい。

中小企業診断士などの資格を持っているとすぐに顧客が見つかると言うように錯覚している人も多いようだがそれは誤解だ。確かに、中小企業診断士という資格は国で唯一の経営コンサルタントとしての国家資格である。経済産業省が経営コンサルタントしてお墨付きを与えてくれるということは間違いない。

一方、中小企業診断士には「独占業務」がない。社会保険労務士や税理士などにはその資格を持っていないとできない仕事がある。これを独占業務と言う。

残念ながら中小企業診断士にはその独占業務がないのだ。

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勤務コンサルタントの実態

経営コンサルトには、基本的に2つの働き方がある。

1つは、独立開業して個人的に活動する場合。まずは個人事業主から始めて、顧客が増えたり、様々な案件をこなすようになると法人化を図る。一人取締役であれば法人化は簡単であるが、従業員を雇って本質的な会社と言うレベルで経営をしているコンサルタントはごく少数だろう。いわば、勝ち組コンサルタントと言える。

もう1つは、勤務経営コンサルタント。駆け出しのコンサルの場合、実績がないため、結果的に信頼がない。信頼がなければ仕事の依頼は来ないので、まずは経験を積むことになる。

コンサルトして経験を積む場合、師匠的な人の弟子になるか、コンサル会社に就職するかのいずれかだ。師匠的な人物がコンサル会社を経営していれば、必然的にコンサル会社の社員となる。

コンサル会社はピンきりで、規模の大きい外資系のコンサルファームのようなところもあれば、個人で経営しているところもある。

いずれにしても、コンサル会社は死ぬほどこき使われるというのが常である。

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コンサルに不可欠なのは営業力

経営コンサルタントに不可欠な能力は何か?もちろん、経営コンサルタントとしての知識も経験も人前で話す能力もコミュニケーション能力も・・・

いわば、あらゆる能力が総合的に必要な職業が経営コンサルタントである。中でも、最も重要な能力は何かと言われれば、営業力であろう。

経営コンサルタントは経営の専門家である。経営とは、顧客に対して商品やサービスを提供して売上を作っていくことである。であれば、商品やサービスを生み出す力と、それらを売る力の2つが主に必要だ。

生み出す力と言うのは、コンサルの世界で言う知識や経験と言ったものが該当する。一方、売る力というのは、それらのサービスを提供するクライアント企業を探すことだ。この2つの力は車の両輪のように、いずれも重要度は高いわけであるが、どちらが重要かと問われれば営業力だと言うことになる。