経営コンサルタントが教える裏事情

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過去と決別し未来を創る

未曾有の不況と言われ数年、その状況は回復の兆しが見えない。
そもそも、未曾有の不況というのは過去の良かった時代と「比較」しての話であって、もはや過去と比較することは利口ではない、というところに来ている。
つまり、今をしっかりと見ることが重要であって、過去の栄冠はそれほど役に立たないということが言えるだろう。高度経済成長期のように普通にやっていれば上手くことが運ぶ時代は終わった。これからは、過去との比較ではなく、現在を軸にして未来を見ていく必要がある。
経営にはスピードが重要であるといわれる。これも、過去のことを巻き戻して考えるのではなく、未来を見ていくことの意義を説いていると考えることができるのだ。
また、価値観という観点でも過去との比較はさほど役に立たない。物がなかった昔は、物が買える、物が増えていくということに満足感を見い出し、好景気に沸いていた。
一方、今の時代は物余りの時代。つまり、物がなかった時代と物がある現代を比べることはさほど意味はない。現代を計るものは、物ではなく「精神的な満足度」なのである。物が重要なのではなく、精神的な満足度を基準に考える必要がある。
その意味で、不況下にあるとは言ってもまだまだ日本は豊かであるといえる。なぜならば、食うに困って死んでしまうということは現実的には起こらない。物としては豊かなのである。

複数の解釈論を持つ

経営コンサルタントに限ったことではない。
ビジネスで上手く行っている人に共通していること。それは、
「複数の解釈論を持っている」ということだ。
これは単純そうで難しい。
例えば、何か1つの事実があったとする。事実は常に1つである。しかし、それをどのように解釈するのかということは人によって分かれるところである。
「人に怒られた」という事実は一つでも、その解釈の仕方には複数のものがある。「怒られた、もうだめだ」と思う人もいるだろう。それはそれで間違いではない。
一方で、「あの人が怒るということは、期待されている」という解釈をする人もいる。これも間違いではない。
両者の差は歴然としている。前者はやる気を失い、その日はブルーな日となるだろう。一方、後者は前向きに自分の成長を促すことになる。

経営コンサルタントを目指している人で、販売士検定を受験している人は多い。
実際、経営コンサルタントと名刺交換をしていると、「1級販売士」や「2級販売士」という肩書きを見る機会が結構ある。
経営コンサルタントといえば、「中小企業診断士」をイメージするが、実は流通業界の世界では、「販売士検定」の方がブランドが高い場合もある。
中小企業診断士と言っても「何?」というクライアントが、1級販売士というと、「販売士の1級をお持ちなのですか!」と急に態度が変わるということもあるのだ。
販売士検定は日本商工会議所が主催するもので、昔から実施されている検定試験。商工会議所が主催しているため、中小企業診断士のように国家資格ではないが、1級レベルになるとその評価は昔も今も極めて高いものとなっている。
日商の検定群は1級と2級の差がどれも大きく、1級と名の付くものは実務界でも高い評価を得ている。例えば、簿記検定の1級も高い評価を得ており、税理士試験の受験資格が与えられるなど、特典が存在している。

経営コンサルタントには、人を説得する力、すわなち説得力が必須である。
クライアントに説明をする際に、説得力がなければクライアントは納得しない。つまり、相手からの納得性を引き出すためには説得力が必要になる。
説得力を高めるための要素はいくつかある。
中でも、論理的な説明というのは説得力に大きく影響するもの。論理がなければ聞いている相手も何を言いたいのかわからないし、抽象的な話でビジネスは動かない。論理力を高めるためにはロジカルシンキングなどの思考法を勉強する必要がある。
ロジカルに物事を考えられるようになれば、いろいろと現場で活かすこともできるようになる。このロジカル性というのは日本人には特に弱いと言われているので勉強しておいて損はない。
ただし、あまりに論理偏重になってしまうと、「あいつは理屈しかいわない」と思われたり、それが事実であっても机上の空論であると受け止められてしまうことも多くなる。
そこで重要になってくるのが、経験と体験である。

経営コンサルタントとして成功するためには、経験や信頼、様々なもの要素があるといわれている。
そういった経験者や信頼というのは、自分の努力次第でなんとかなるといえばなんとかなるものだ。つまり、自らの意思でどうにでもなるのである。
一方、そういった努力の甲斐あって、あなたが経営コンサルタントとして専門性や経験を積んだとする。それで、経営コンサルタントとして活躍することができるか?答えは、Noである。なぜならば、結局は「自分を売り込む」ことができなければ仕事の依頼がない。
経営コンサルタントして優秀かどうかは、その経営コンサルタントが経験を積んでいるか、頭が良いか、人気があるかという基準ではない。顧客がたくさんいる経営コンサルタントが結果として優秀なのである。
経営コンサルタントの世界は、結論的な事実でしか成功の判断はできない。仮に、専門性や経験が少なくても、結果的に顧客から支持されていればそれは成功している経営コンサルタントということができる。
そのための最も近道が「本を出すこと」である。つまり、出版である。
出版のインパクトは極めて大きい。日本人にとって本を出版しているという事実は、「信頼」として受け入れられることになる。たった1冊の出版がその経営コンサルタントの人生を大きく変えることは決して珍しい話ではない。

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