経営コンサルタントの仕事は無限大。というのは、経営コンサルタントというのは言ってしまえば「何でも屋」や「便利屋」に限りなく近い仕事、というのが現実。
もちろん、主な仕事といえば、
経営コンサルティング
研修や講演など講師
執筆
という3つの柱があるといわれるが、実はそれに付随するたくさんの細かい業務も必要だ。経営コンサルティングをしようと思っても、机の上に座っていて完結するということはない。
経営者と話をしたり、現場に出向くこともコンサルティングを行ううえでは当然のこと。現場にいけば、必要に応じてコンサルタント自ら在庫の調査をすることもあるだろうし、お客さまからアンケートやヒアリングを行ったり、目的に応じてやらなければいけないことは毎回異なる。
そういった中にあって、「執筆」というスキルは是非とも身につけておいた方が良いスキルであるといえるだろう。
経営コンサルタントになる前にしておいた方がよいこと、それは実績作りである。
もちろん、経営コンサルタントとしての実績を積むことは経営コンサルタントになる前にはすることができない。しかし、経営コンサルタントとして活動するためのベースとなる実績を作ることは可能だ。
それがないと、いざ経営コンサルタントになったときに大変苦労することになる。経営コンサルタントとしての実績と、経営コンサルタントになる前の実績は区別して考えておいたほうが良い。
経営コンサルタントとして活躍する際に、まだ実績がないからどんどん経験を積んでいこう、と考えたとしても、実績のない経営コンサルタントに仕事が来るほど甘い世界ではない。
一方、誰でも経営コンサルタントになりたての頃は経営コンサルタントとしての経験はないのに、成功している経営コンサルタントはどうしたというのか。
それは、経営コンサルタントになる前の実績を掲げて成功しているのだ。
つまり、経営コンサルタントになるということは、コンサルタントとして活躍しようと思った前提がある。それは、多くの場合ビジネスでの成功体験だろう。
この成功体験があれば、専門性を有しているということになり、経営コンサルタントになる前の実績として十分機能する。
経営コンサルタントに求められる能力は幅広いといえる。一方で、業務をこなすために必要となる「中核」である能力はかなり限定されるというのが現状だ。
その中核的な能力・知識とは経営の知識でもなければ、何らかの業界・業種の専門性ではない。カリスマ性でもなければ、細かな販売促進のテクニックでもない。実は、コーチング能力が経営コンサルタントにとっては極めて重要なスキルである。
コンサルタントとして多くの場数を踏めば踏むほど気付くことがある。それは、業界や業種などの知識が重要なわけでもなく、小手先の技術が重要なわけでもない。
もちろん、最初のうちは様々な顧客と接しながら経験を積むことも大切であるが、最終的な一つの真理に落ち着く。
それは、経営コンサルタントに依頼するクライアントはその大多数が自らの問題を知っており(あるいは気付いており)、なかなか行動に起こす事ができないという現実にあること。しかも、その事実そのものに気付いているクライアントも少なくない。
この場合、経営コンサルタントに求められているものは、単純にクライアントの背中を押すことだったり、クライアントに勇気を与えることだったりする。
経営コンサルタントには、ある程度の図々しさや図太さが必要だ。その典型的な例が、忙しいふりをすることだ。
普通に考えば、忙しい人ほど貴重な人財である。忙しい人ほど優秀である。忙しいほど、売れっ子である。これらは、人間の心理として疑う余地がない。つまり、「忙しい」というのは、経営コンサルタントにとって「武器」にもなり、それが「信頼」にもなっているのだ。
コンビニにが2つある。1つは、お客さんでごった返して店員が忙しそうに動き回っているお店。もう一つは、店内がガラガラで、お客さんはほとんどいないお店。
あなたならこの2つのお店のどちらに入店するだろうか?
ほとんどの場合、店内が混み合っているコンビニの方に入る可能性が高いといえる。そこには、ここなら大丈夫と言う安心感と、そして理由は定かではないものの何らかの信頼をそこには抱いているからだ。
普通に考えれば、どこのコンビ二でも販売している商品も値段もそれほど変わらない。しかし、混み合っているお店の方がなぜか魅力を感じてしまう。そして、わざわざ並んでまでも購入しようとする。
これは、コンビニに限らず、ラーメン店など全て共通のことである。もちろん、経営コンサルタントでも同じことだ。
経営コンサルタントに限ったことではないが、報酬をもらう以上は「プロ」でなければならない。クライアント(顧客)は相手が新米だろうが、ベテランだろうが、報酬たるお金を払う以上はその対価を求める。
新米だからと言って、報酬と交換する対価のレベルが低いと言うことでは済まされない。もちろん、クライアントは新米と言う前提である程度は割り引きして考慮してくれるかも知れないが、そもそもそれに甘えていては経営コンサルタントして今後の活躍が危ぶまれることになる。
基本的には、報酬をもらう以上は自分はプロでなくてはいけない。これは、自分自身を売り物にする職業では必須の条件となる。
一方、現実的には昨日から経営コンサルタントになって開業した経営コンサルタントと、30年現場を見て活躍している経営コンサルタントは仮にプロだとしても同じレベルかと言えばそうとはいえない。
やはり、新米は新米であって、ベテラン以上と言うことではない。しかし、クライアントからすれば両者は共にプロであると思っている。
だから、新米経営コンサルタントでも、自分に自信を持つことが重要だ。