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コンサルタントの世界

女性経営コンサルンタントが活躍中

経営コンサルタントと言えば、一般的には男性のイメージがある。実際、経営コンサルタントは経験がものを言う世界だから、ビジネス経験やコンサルティング経験が豊富にある男性コンサルタントが大半だ。

経営コンサルタントの正確な男女比に関する資料はないが、9割程度が男性だと思われる。しかし、最近は女性の経営コンサルタントも大活躍をしている。

経営コンサルタントとしての唯一の国家資格である中小企業診断士も、受験生の大半は30代~50代の男性が占めているが、女性の比率も高くなっている。実際に、コンサルタントして活動をしていると、女性の経営コンサルタントに出会うことも多くなった。

一昔前であれば、女性コンサルタントはある意味クライアントから舐められていたということもあっただろう。そして、ほとんどの女性経営コンサルタントは、研修講師や、ラッピング・マナーなど女性を活かした専門分野での活躍に限定されていたように思う。

しかし、最近は経営コンサルティングの分野でも女性が活躍中なのだ。

その理由は簡単だ。女性の経営コンサルタントの能力が高くなっていることと、クライアントである企業の社長に女性に増えていることである。

女性の社会進出が一般的になるにつれ、豊富なキャリアを持つ女性も増えてきた。そういったキャリアは、男性よりもより専門性に特化していたり、特徴的な分野であることも多く、経営コンサルタントしての活躍の場は無限にある。

加えて、女性社長が増えており、女性は女性同士の方が感覚が一致することも多いことから、女性の経営コンサルタントにコンサルティングの依頼をする社長は増えているのだ。もちろん、それは女性の社長だけではなく、宝飾業やサービス業、服飾業などの男性社長でも、女性特有の経営視点を外部から借りるために女性の経営コンサルタントへ依頼することも増えている。

実際に、テレビなどでは誰と言うわけではないが、女性の様々なコンサルタントがコメンテーターなどで活躍中である。

ハードな職業でありながらも、経営コンサルティング会社へ就職を希望する女子学生も増加しているようだ。

コンサルタントの業界としては、このような女性の台頭と言うのはある意味歓迎すべきだろう。そもそも、日本人は見えないものにお金を払わないということが言われてきた。そういったこともあり、米国等に比べ、日本ではまだまだコンサルタントに依頼するという風潮は低いものだ。

東京に10の仕事のうち、9が存在していて、残りの1を東京以外で分かち合っている状態。まだまだコンサルティングと言うサービスは発展途上なのである。

女性の経営コンサルタントがコンサル市場に入りこむことで、マーケットが広がればそれはそれで素晴らしいことだといえる。もっとも、男性の経営コンサルタントからすれば脅威以外の何者でもないのだが。

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