嫌になるほど本を読む

経営コンサルタントは、その職業の性質上、本をたくさん読む。どのくらい読むのかと言われれば、経営コンサルタントによっても異なるものの、恐らく1日1冊ペース程度にはなるだろう。

コンサルは様々な知識を要求される。何からの専門性に特化しているとは言っても、それだけを知っていればコンサルができるほど甘い世界ではない。経営コンサルタントとしての唯一の国家資格である中小企業診断士の勉強範囲も、広くなっている。これは、最低限の幅広い知識が、経営コンサルタントには必要であることを示唆するものだ。

そのため、大量の本を読まなければならない。現場での経験が知識となるとは言っても、その前提となる基礎的な知識は本から入手するのが最適である。しかし、「本をたくさん読んで基礎的な情報収集をしています!」と堂々と言えるのは若手のコンサルであって、中堅クラスになれば隠れて本をシコシコ読んでいるものだ。

最近では本の購入が非常に便利になった。ネットで購入すれば、次の日には到着する。そのため、気になった本はすぐに注文してしまうほどである。

本代が馬鹿にならない。これは、本当の話だ。例えば、業界について詳しく知りたい場合、専門的な業界や特殊な業界では市販の本では事足りない。故に、専門書を購入することになるが、これが如何せん高いのである。

1万円と言うのはまだ安い方で、業界レポートの詳細なものになれば、数万円は当然だ。だからと言って、全部を読むわけでもないので、非常に高い買物だ。しかし、経営コンサルタントと言うのは、忙しい社長などの経営者に代わって勉強をするという側面もある。

このような本代は、後にクライアント企業からもらう報酬に変わることになる。だから、もったいないとは言っていられない。最新の知識がなければ、どんどん取り残されてしまう世界にあって、本から情報を入手できると言うのはある意味手っ取り早いとも言える。

もちろん、最近ではインターネットによる情報収集も容易になった。だから、経営コンサルタントは、インターネットから情報を上手く引き出す能力も今後は必要だろう。検索エンジンを匠に使いながら、自分の欲しい情報を早く引き出すスキルは、重要性が高まるに違いない。

いずれにしても、経営コンサルタントは情報を売ってナンボの世界。だからこそ、自分も高額であっても情報をしっかりと購入しているのである。そのベースとなる情報源は、実は本にあるのだ。

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