過去と決別し未来を創る

未曾有の不況と言われ数年、その状況は回復の兆しが見えない。

そもそも、未曾有の不況というのは過去の良かった時代と「比較」しての話であって、もはや過去と比較することは利口ではない、というところに来ている。

つまり、今をしっかりと見ることが重要であって、過去の栄冠はそれほど役に立たないということが言えるだろう。高度経済成長期のように普通にやっていれば上手くことが運ぶ時代は終わった。これからは、過去との比較ではなく、現在を軸にして未来を見ていく必要がある。

過去よりも未来を見る 経営にはスピードが重要であるといわれる。これも、過去のことを巻き戻して考えるのではなく、未来を見ていくことの意義を説いていると考えることができるのだ。

また、価値観という観点でも過去との比較はさほど役に立たない。物がなかった昔は、物が買える、物が増えていくということに満足感を見い出し、好景気に沸いていた。

一方、今の時代は物余りの時代。つまり、物がなかった時代と物がある現代を比べることはさほど意味はない。現代を計るものは、物ではなく「精神的な満足度」なのである。物が重要なのではなく、精神的な満足度を基準に考える必要がある。

その意味で、不況下にあるとは言ってもまだまだ日本は豊かであるといえる。なぜならば、食うに困って死んでしまうということは現実的には起こらない。物としては豊かなのである。

これからの日本に必要なものは何か?

そんなことを真剣に一人一人が考える良い機会が去年の震災に代表される不運であり、予想のつかない今年の始まりなのであるといえる。

今、完全に日本は何かの課題を与えられている。その課題は国全体ということはもちろん、個人レベルでも解決を求められているもの。課題を一人一人がクリアしていくことで、国の方向性も指し示されることになりそうだ。

確かに厳しい時代になりそうな今年。

しかし、そんなときだからこそ、自分ができることをしっかりとこなしていく。昔と今を物質的なものさしで比較する意味は薄いし、他人と自分を比べることの意義も乏しい。

日本人は比較ということが好きであるが、今はそういったことよりも、自分自身にもう少しベクトルを向けて、やるべきことをこなしていくことが求められているといえそうだ。

あなたは今年、何を課題としてどのような動きを取るだろうか。

自分ができることをしっかりとやり遂げる。それが今年与えられたミッションのような気がしてならない。

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