複数の解釈論を持つ

経営コンサルタントに限ったことではない。

ビジネスで上手く行っている人に共通していること。それは、

「複数の解釈論を持っている」ということだ。

これは単純そうで難しい。

例えば、何か1つの事実があったとする。事実は常に1つである。しかし、それをどのように解釈するのかということは人によって分かれるところである。

「人に怒られた」という事実は一つでも、その解釈の仕方には複数のものがある。「怒られた、もうだめだ」と思う人もいるだろう。それはそれで間違いではない。

一方で、「あの人が怒るということは、期待されている」という解釈をする人もいる。これも間違いではない。

両者の差は歴然としている。前者はやる気を失い、その日はブルーな日となるだろう。一方、後者は前向きに自分の成長を促すことになる。

事実は一つしかなくても、どのように物事を解釈するのかによってそれ以外のことが大きく変わってくるということだ。

経営コンサルタントは、1つの事実に対して1つの物の見かたしかしないということはない。多面的な、多角的な、あるいは創造的な視点によって複数の解釈を導き出す。

最終的にその中から選ぶのは良いとしても、最初からそれに決めるという必要はない。

世の中にはいろいろな人がいる。そして、多くの場合、それらは人によって何かの価値観・考え方は固定的である。良い悪いは別として、考え方が固定されているということは、1つの解釈論しか持ち合わせていないということである。

それでは、経営コンサルタントは務まらない。

もっと、多面的な視点が必要なのだ。

となれば、常日頃からいろいろな知識を吸収し、見方を柔軟、かつ広く持っておくことがポイントになる。

これからコンサルタントを目指す人は、複数の解釈論を持つという訓練をしておくと、コンサルタントになった時にその視点は非常に重宝するだろう。

凝り固まった視点など経営者は求めていはいない。柔軟な見方を経営者は求めているのであって、そこに経営コンサルタントとしての価値がある。

何でも決め付けるのは好ましくはないということだ。

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