コンサルタントの差別化戦略

企業の経営戦略、すなわち方向性を考える上で、差別化が必要だと言われる。この考え方は一般化しており、簡単に言えば他と同じではダメだということである。消費者がなかなか物を買ってくれない時代においては、他の企業と差を付けることで、自社の商品やサービスをより目立たせ、購入してもらうことが必要である。

差別化の対象になるのは、商品はもちろん、売り方も含まれるし、人も含まれる。すなわち、他との違いを明確にすることが差別化の基本概念であるから、どのようなものでも差別化の対象にはなり得る。

多くの企業で、いかに差別化を図るのかと言うことに前向きに取り組み始めている。同じものが溢れている時代において、より自社のことをアピールしようと思ったら、差別化が必要なのだ。

それと同じように、経営コンサルタントにも差別化が必要になっている。

従来までは、経営コンサルタントと名乗れば、それなりに仕事をもらえることもあった。しかし、最近では企業も成果を求めるようになり、そして、コストをできるだけ削減したいという意向から、経営コンサルタント選びにはシビアである。

経営コンサルタントは基本的に物を売っている訳ではない。最終的には、成果を上げる仕組みだったり、成果そのものを販売している。これは、一種のサービスである。

サービスは目に見えないものであるから、経営コンサルタントの差別化としては、やはり自分を磨くしかない。サービスを提供するのはあくまで自分と言う人間であって、その意味で人間力が必要なのだ。

人間力とは総合的なものであるから、やや漠然としている。一番分かりやすいのは、専門性を持つと言うこと。ニッチな専門分野を持てば、それだけでも差別化は達成される。また、中小企業診断士と言う資格を持っている経営コンサルタントは少なくないが、それに加えてITコーディネーターや社会保険労務士など、多数の資格を組み合わせることで差別化を実現している経営コンサルタントも存在する。

いずれにしても、どうやって自分自身の価値を高めていくか。これが、経営コンサルタントの差別化に繋がることになるし、自分自身の成長にも直結するものだ。経営コンサルタントは常に向上心を持って、仕事に取り組むことができなければ今後は淘汰されてしまうだろう。

その意味でやりがいがあると感じる人もいれば、経営コンサルタントは大変だと思う人もいるかも知れない。しかし、やればやった分だけ自分に全てが跳ね返ってくるという意味では、やはり、やりがいのある仕事であるといえよう。

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