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コンサルタントの条件

経営コンサルタントになる前にすること

経営コンサルタントになる前にしておいた方がよいこと、それは実績作りである。

もちろん、経営コンサルタントとしての実績を積むことは経営コンサルタントになる前にはすることができない。しかし、経営コンサルタントとして活動するためのベースとなる実績を作ることは可能だ。

それがないと、いざ経営コンサルタントになったときに大変苦労することになる。経営コンサルタントとしての実績と、経営コンサルタントになる前の実績は区別して考えておいたほうが良い。

経営コンサルタントを目指すのであれば、経営コンサルタントになる前の実績をしっかりと意識して考えておこう

経営コンサルタントとして活躍する際に、まだ実績がないからどんどん経験を積んでいこう、と考えたとしても、実績のない経営コンサルタントに仕事が来るほど甘い世界ではない。

一方、誰でも経営コンサルタントになりたての頃は経営コンサルタントとしての経験はないのに、成功している経営コンサルタントはどうしたというのか。

それは、経営コンサルタントになる前の実績を掲げて成功しているのだ。

つまり、経営コンサルタントになるということは、コンサルタントとして活躍しようと思った前提がある。それは、多くの場合ビジネスでの成功体験だろう。

この成功体験があれば、専門性を有しているということになり、経営コンサルタントになる前の実績として十分機能する。

そうだとすると、経営コンサルタントになる前にどういった経験をしてきたのかということが非常に重要になるということだ。

例えば、インターネットビジネスで大きく成功した実績があれば、経営コンサルタントとしての経験はゼロであっても、その成功体験を活かして経営コンサルタント業務が可能であろうという判断をする。

しかし、特にインターネットビジネスに関する成功体験がないのに、インターネットの経営コンサルタントをやろうと思っても、「経験は?」と問われて答えることができない。答えることができないということは、信頼を得ることはできず、結局経営コンサルタントして受注を獲得することはできない。

だからこそ、経営コンサルタントになろうとする場合には、それ以前の実績として何ができるのか、どういった経験を持っているのかが極めて重要になってくるのだ。

一方、そういった自らのビジネス経験というものをあまり考えず、経営コンサルタントしての経験をどう積むべきかということを考えている経営コンサルタント志願者が多いように思う。

極端な話、経営コンサルタントしての実績を出すのはそれほど簡単なことではない。なぜならば、経営コンサルタントとしての実績はクライアントの「行動力」如何によって左右される。

クライアントが成果を出せるかどうかということは、必ずしも経営コンサルタントだけの問題ではない。どんなに優秀な経営コンサルタントであっても100%はあり得ないのだ。

ただ、自分でビジネスを行う分には全て自分の能力次第に掛かっている。クライアントを成功に導くよりも、自分で成功した方が早いというのが現状なのだ。

経営コンサルタントに関する勉強をすることを否定はしないが、経営コンサルタントになりたいのであれば、自分自身の成功体験が極めて重要である、ということは知っておいたほうが良いだろう。

どんなクライアントであったとしても、自らが成功体験を持たない経営コンサルタントに依頼するケースは少ない。特に、中小企業クラスの社長であれば、その経営コンサルタントがどういった自己の経験を持っているのかということを重要視するものだ。

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