最新知識と古典知識の融合

コンサルタントをやっている以上、最新の知識を豊富に有していることが大切。経済の環境はめまぐるしく変わっており、特にIT分野では、1年前の知識が全く役に立たないということも現実にありえる世界。

従って、IT系のコンサルタントは、日々の情報収集は欠かせない。もちろん、このような最新知識の補充は、なにもIT系に限らず、全ての経営コンサルタントに求められることでもある。

一方、最新の知識の重要性は高いものの、だからと言って古い、昔ながらの知識が不要かと言うとそんなことはない。むしろ、古い知識、古典的な知識も最新の知識と同レベルの重要性を有している。

そもそも、経営に関する理論は、昔からの積み重ねで構成されている。もっと言えば、最近では新理論と呼ばれるものはほとんど出ておらず、従来からの経営理論が未だに重要視されているのだ。

理論と言うのは、ある意味昔からの英知であり、最新の知識はあくまでそこに上乗せされた上で意味をなす。だとすれば、最新の知識だけを知っているのでは、本質を理解できるとは言えない。

昔のことも知っていて、そして新しいことも知っている。これらの変遷や違いというものをしっかりと押さなければ、本当の意味での知識とは言えず、客観性を失うことにもなりかねない。

このため、経営コンサルタントの登竜門と言われる中小企業診断士の試験においては、昔からの経営理論が繰り返し出題され続けている。

それもそのはず、昔から言われている理論は、現代でも基本的にその全てが通用する。顧客の価値観やライフスタイルは変化しているものの、その本質的な部分は変わっていない。例えば、購買の心理過程を代表とする理論は未だに使えるし、むしろ、IT時代の現代だからこそ、もっと昔の理論を勉強して、その内容をITに反映させていく必要があるだろう。

コンサルタントは古いものと新しいものを融合するスキルが必要である。そのためには、日々の情報収集は欠かすことができないし、大変な時間とお金も必要なのだ。

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