コンサルは頭が良いという幻想

一般的に、コンサルたるもの「頭が良い」と思われているような印象を受けます。確かに、天才レベルのコンサルタントも中には存在するわけですが、多くのコンサルタントというのは、普通の人と何ら変わりありません。

コンサルは頭が良いと思われているようですが、ほとんどのコンサルは普通の人です

そもそも、「頭が良い」という言葉自体が非常に曖昧で、そして抽象的です。

映画やテレビに出てくるコンサルタントは、頭が良さそうに見えます。(実際に頭が良いコンサルタントもいます)

しかし、クドイですが「頭の良さとはどういうことを言うのか?」と聞かれたときに、明確な答えを持っている人は少ないように思えます。

つまり、頭が良いというのは、自分とは違うということを示しているだけかも知れません。

実際問題、コンサルタントは非常にたくさんの人がいて、確かに普通の人とは何かが違うかも知れませんが、経験上、必ずしも「頭が良い」という人たちだけではありません。

では、何が異なるのかと言うと、「様々な事例を知っている」ということです。いわゆる、ケーススタディーと言う勉強を積んでいる。これが、違いと言えば違いです。

米国のMBAに代表される学習手法は、ケースによる学習が中心です。既に起こった事象あるいは起こりうる事象を、様々な観点で分析していく。

多くのケース、すなわち事例を知れば知るほど、何らかの共通点が見えてくる。そこから、経営上の理論は生まれていくことになりますが、理論構築を行うのは一般的に学者の先生。

コンサルタントは、多くの事例に触れることで、どこの企業のコンサルを行ったとしても、予め知識として頭にある「事例」に当てはめて考えを進めることができる。つまり、擬似的に様々なパターンをあたかも経験したかのように知っているのがコンサルタントと言う人々。

それを基に、実際のコンサルティングを行うことで、さらに実体験の伴ったケースが頭の中に蓄積されていく。

始めてコンサルタントに会った経営者は、「この人は何でうちの会社のことがそこまで分かるんだろう。さすがコンサルタントだ。頭が良い」と思う。しかし、コンサルタントからすれば、ほとんどの企業で抱えている問題点などは予め頭の野中に入っている。

それを、その企業に当てはめているだけであって、コンサルタントは占い師でもなければ予言者でもない。でも、これから起こるであろう大抵の予測はできる。

その光景に、多くの人は「頭が良い」と言う言葉を発してしまうようなのです。でも、頭の良さではなく、「知識の量」が普通の人と違うだけなのです。

2件のコメント

  • ipanema

    ボク自身が大学で学んだのは「知識量」と「賢さ」は別ってことですね。

    そんなボクは知識量は無く賢さは皆無ですがね。

    ただ、なぜこのサイトにはコメントがほとんど無いのか謎です。

  • consultant

    コメントありがとうございます。

    何をもって「賢い」と定義するのかでいろいろと変わってきそうです。

    当サイトのコメントが少ないのは、内容がマニアックすぎて訪問者が少ないからではないでしょうか(笑)

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